2008年10月19日

秋華賞回顧

秋華賞。優勝はブラックエンブレム。
スポーツ紙の記事がやけに活き活きしているように思える。GI史上初の三連単1000万馬券出現のせいだろうか。多くのスポーツ紙には的中馬券のコピー写真が掲載されていた。3着プロヴィナージュの1頭軸マルチ総流し馬券を1点200円で購入された方がいたようだ。降参である。
だがスポーツ紙の記事が踊っていた理由は波乱の結果のせいだけではないように思う。それとは別のニュースバリューがあったのだ。

それは小島茂之調教師のことである。
何しろ…
●優勝馬と3着馬の管理調教師である
それだけではない。
●美浦所属ながら敢えて管理馬を栗東に長期滞在させた
●回避予定のプロヴィナージュを急遽出走させた
●優勝馬の馬主は金融危機の直撃を受けた人だった

これだけネタがあれば書く側としても浮き浮きしてパソコンに向かい合えたことだろう。

スポーツ紙の多くは2つ目の●=長期栗東滞在の理由について字数を割いている。師曰く美浦よりも栗東の施設の方が充実しているとのこと。実は桜花賞の際も同様の長期滞在を試みたのだがブラックエンブレムは結果を残せなかった。この手の話は成功してこそ美談となる。

更に3つ目の●について。プロヴィナージュを出馬登録した直後から師のブログは炎上したそうだ。彼女が出走することでポルトフィーノが弾かれてしまうからである。確かに競馬ファンが憤る気持ちも解らないではない。ポルトフィーノはやむなく秋華賞のひとつ前のレースに出走し優勝した。まるで当てつけるかのように。

だが…
ポルトフィーノの人気や影響力を認識しながら尚且つプロヴィナージュを出走させたということは…
それはポルトフィーノ=世論と対峙しても負けないほど己の管理馬に自信があったことの裏返しではないのか。

競馬の歴史は繰り返す。今回のようないきさつが過去にあったことを思い出す。
アグネスデジタルとクロフネだ。

2001年の秋の天皇賞。当時は外国産馬の出走制限が厳しくクロフネはボーダーライン上にいた。そこに同じ外国産馬のアグネスデジタルが割り込んだ。その結果クロフネは天皇賞に出走できなくなりアグネスデジタルはヒール扱いを受けた。多くのファンは怒りマスコミは彼を叩いた。
ところが天皇賞でアグネスデジタルはテイエムオペラオーを破って優勝した。そしてその後も香港カップ⇒フェブラリーSとGIをぶっこ抜いた。するとマスコミは彼をあれだけ叩いたことを忘れてしまったかのようにその偉業を賞賛したのであった。

詰まるところ今回も…
活き活きしてるように見える紙面は実のところ弁解の気持ちを賞賛で繕った結果かもしれない。

歴史は繰り返す。
肝に銘じておこう。
posted by mitokondoria at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ギャンブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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